高城 つかさ、初の長編小説。
「ゆりは土と暮らすといいよ。」
神のように慕っていた男性から別れを告げられたと同時に送られてきたコンポスト。
堆肥をつくり、自然の力を感じるなかで、ゆりに起こる変化と、はじまりの話。
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土が身体であるならば
こころ 海は感情と言えるだろう。
どちらも生きた大いなる自然であるように
私たちのからだも、こころも
大いなる自然の一部なのだ。
自然が私であるように、私も自然であるように
ずっと在り続けながらも、変わり続ける。
そう、生きているのだ。
だから私は、自然から学ぶ。
自分を見つめるように。
自然を見つめる。
全が一であるように、一が全であるように
だから私は、深く深く、呼吸をする。
私がちっぽけで
大いなる自然であるように。
(ことば:タカナミ カズヤ)
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装丁:神岡真拓
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