トラベルゲームブック『クーデレ留学生とあの日の約束』

• テ-01 (ノンフィクション|旅行記)
• とらべるげーむぶっくくーでれりゅうがくせいとあのひのやくそく
• 湯浅祥司
• 書籍|A5
• 188ページ
• 1,200円
• 2021/5/16(日)発行
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  【概要】

  　ライトノベル・ゲームブック・旅ガイドが一体となった、トラベルゲームブックシリーズの第3作。また、●●デレ三部作の完結編という位置付けにもなっている。
  　当シリーズとしては約4年ぶりの新作!!　シリーズ最大のボリューム!!
  　

  　システムはゲームブックだが、各地の観光情報やちょっとした旅情報をエピソードとして挿入。旅行記のテイストを残しつつ、さらに小説の雰囲気を強めた作品である。

  　自由度の高い物語構成で、マルチエンディング方式を採用している。
  　
  

  　本作では高校生の住之江湧太が、数年ぶりに再会した幼馴染みの蒼田鈴音とともに東京→出雲大社の旅をすることとなる。
  　キーワードは『約束』。そして湧太と鈴音が交わした『あの日の約束』の真意とは？

  　
  　
  　パラグラフ数は約370、スタートからゴールまでの経路も多数。そのほか、各経由地での選択肢もある。
  　なお、従来の2作品と比べ、本作では1エピソードあたりの容量をアップ。また、ストーリーの展開次第では1回のプレイで作品全体をまんべんなく楽しめる構成にもなっている。
  　
  
  　キャッチコピーは『あの笑顔を取り戻すために、僕は！』。
  　
  　　
  

  【あらすじ】

  　夏休みを過ごしていた高校生の住之江湧太のもとへ、不意に謎の少女が尋ねてくる。それは幼いころにどこかへ引っ越し、別れたきりになっていた蒼田鈴音だった。
  　彼女は日本人とアメリカ人のハーフであり、親の仕事の関係でずっとアメリカで暮らしていたため、今まで連絡が出来なかったらしい。だが、ようやく日本へ帰国することとなって、かつて交わした『約束』を果たすためにやってきたとのことだった。
  　

  　その約束とは『また一緒に遊ぼうね』ということ――。
  　

  　鈴音は早速、出雲大社まで旅をしようと湧太に提案し、彼もそれを受け入れる。ただ、彼の心の中にはいくつか引っかかることがあって、どうしても違和感が拭い去れない。それでも彼女と再会できたことに、今はとりあえず喜ぶのだった。
  　

  　――なお、旅の中では様々な出会いやアクシデントに遭遇するほか、湧太の中では幼いころの記憶が思い起こされていく。そして『あの日の約束』に隠された秘密と真意とは？

  
  　
  

  【備考】

  ・本文モノクロ188ページ／右開き／縦書き／2段組
  ・パラグラフ数：367（全体の容量は一般的な文庫本2冊程度です）
  ・マルチエンディング方式
  ・データシートも収録
  ・pixivさんにてプロローグ全文を公開中（こちら）です。
  ・ホームページにて立ち読みが可能です（←クリックすると該当ページへ移動します）