こちらのアイテムは2021/11/23(火)開催・第三十三回文学フリマ東京にて入手できます。
くわしくは第三十三回文学フリマ東京公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

娘たちはとびらをひらく

  • ツ-17 (評論・研究|ジェンダー・LGBTQ)
  • むすめたちはとびらをひらく
  • 透、森野ざくろ、ちゅう、眞鍋せいら
  • 書籍|A5
  • 500円
  • こんにちは。文芸サークル、「夏のカノープス」です。
     執筆者の立場はばらばら、共通するのは「20代前半の女性」であるということ。
    「娘」という立場にどうも納得がいかない。「若い女性」として日本で生きることにもやもやする——形の見えないこの違和感は何?その向こう側に行くには?
    小説や詩、各々の手段でカギを見つけ、とびらをあけようとする4人の娘たちです。

    Twitterなどで掲載している紹介にとどまらず、
    今回編集を担当させていただく私ちゅうの視点から「各作品のここがおすすめ!」を
    集めて記載させていただきます!

    【夏カノおしながき(暫定版)】※全て新刊
    ・『娘たちはとびらをひらく』700円 (アクリル栞付き)
    ・短歌アクリルキーホルダー 400円
    ・『娘たちは』+短歌アクキーセット 1000円
    ・豆短歌集 100円
    and more の予定です!

    【作品紹介】
    透 <詩>
    日常を切り取り、彩色し、リズムでまとめた6編の詩集。
    実は夏のカノープス、企画立案当初は「後味カルピスみたいな作品にしたい」
    などと宣っていたのですが、書いてみたらそんな爽やかさはどこへ行ってしまったのか。
    きちんと残しているのはこの詩集のみではないか?などと言ったら失礼なのでしょうか。
    私は普段、恋愛ものは読みも観もしないので「きゅんとする」という感覚がどんなものなのかいまいち分かっていない節がありましたが(!?)、この中のとある作品で電撃のように理解しました。
    他にもいろんなテーマを織り込んでいます!感覚の発見、再発見を楽しんでください!

    森野ざくろ <小説>
    『仮死』
    死を体験できる施設で働いている「私」目線で進む物語。圧倒的に鮮やかな表現力の渦に、あなたは溺れていくことになる——
    文フリに参加を決める前から、すでに書かれていたという小説。死ぬことについて考えるよりも、生きることについて考えるほうがグロテスクなんだなあと実感させられた作品です。
    ノベルティの栞にある文章は、こちらの作品から引用したものになります。
    栞のデザインの意味にも注目してみてくださいね。

    『3月8日 降水確率60%』
    こんな経験あるある、と思わず頷いてしまうのでは?
    あるいはなかったとしても、起こりうるとしたら、それはそれで——
    雨がテーマではありません。でも、文学における天気の描写は何を意味するか。
    うーん、私から差し上げられるヒントはここまでのようです(余計なお世話だった場合、大変申し訳ございません)。

    ちゅう <小説>
    『ある鳩をめぐり』
    書いている本人は全く意識していませんでしたが、初めて草稿をお披露目した瞬間
    「グロテスク……」と零れるように言われてしまった作品。いえ、鳩の描写にではなく。
    実はほぼ作者に起こった実話、または友人から聞いた経験をもとに書いている、という点が
    上記の感想を引き出してしまった模様です。

    眞鍋せいら <短歌・詩>
    短歌ってこんな自由で、のびのび表現していい方法だったのかと、彼女の作品を通して初めて知りました。それはまるで、真夏の暑い日に頭から水をかぶるような気持ちの良い発見でした。
    お披露目会の時、どの歌が好きかで大変盛り上がった作品集でもあります。作者以外の3人が全会一致で好きと言った作品がありました。さあ、果たしてそれはどれでしょうか?
    という話はどうでもよいのですが、ぜひあなたの好きな作品を、これと選んでみてください。

    【最後に】
    せっかく4000字も書けるということでつい熱く書きそうになりましたが、よく考えたらこれはカタログなので、内容詳しく触れてはいけない!でも読んでもらいたい!
    というジレンマに悩まされながら編集しました。どんな作品でも同じことですが、多くの方に読んでいただきたいな、という思いはやはり強いものですね。
    是非、お手に取っていただければと思います。
    当日ブースにて、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。



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