ちょっぴりおバカで かな~りほのぼの旅行記シリーズの第16作(旅行記全体では30作目)。
ひとつの地域にスポットを当てた旅情成分が強めの旅行記。久しぶりに乗りつぶし系ではないテーマの作品となっている。
キャッチコピーは『江戸時代を生き抜いたオンリーワン大名!』。
とあるきっかけで『関ヶ原の戦い』について調べていた時のこと、東軍(徳川家康側)にも西軍(石田三成・毛利輝元側)にも属さない中立の武将の中で特異な人物がいることに気が付いた。それは喜連川頼氏という武将で、戦後に家康へ戦勝を祝う使者を送ったことで所領が加増されているのだ。
東軍に属していた武将でさえ所領安堵(現状維持)という者も多い中、使者を送ったことで加増を受けるとは何者なのだろうか?
しかも調べを進めると、通常は1万石以上でなければ『大名』とは呼ばれない上に立藩もできないにもかかわらず、喜連川氏は表石5000石(ちなみに家格は10万石格!)で喜連川藩を立藩している。さらに参勤交代の免除や数々の特権を有していたという。
調べれば調べるほど興味深い喜連川氏。この唯一無二の特権大名の領地や歴史をもっと知りたい。
そこで次の旅ではこの喜連川氏と喜連川藩(現・栃木県さくら市)を取り上げることにした。
・本文フルカラー/94ページ/左開き/横書き
・雑学をていねいに説明した付録コーナーもあります。
・各種データも満載です。
・ホームページにて立ち読みが可能です。
・メロンブックスさんでの委託販売は終了しました。現在は立ち読みと概要のみご覧いただけます。リンクはこちら。
電子書籍版は継続して配信しています。
序章・喜連川氏とは何者ッ!?
第1章・いきなりトラブル! 釣られた~ッ!!
第2章・荒廃した旧街道で見たものは……
終章・喜連川氏のように……
喜連川氏の概要および有していた特権▼室町時代~江戸時代における喜連川足利氏の系図▼古河公方と小弓公方▼喜連川の語源▼さくら市周辺地図▼特急〔しもつけ〕▼勝山城▼大蔵ケ崎城と喜連川スカイタワー▼もとゆ(市営第1温泉浴場)▼宇都宮城――ほか40項目以上。
※そのほか、旅で使用した各路線の時刻表や地図、旅をした日の行程データなどがあります
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