こちらのアイテムは2021/5/16(日)開催・第三十二回文学フリマ東京にて入手できます。
くわしくは第三十二回文学フリマ東京公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

知られざるギリシャ 〜 ギリシャ人はそんなに働かないのか〜

  • テ-05〜06 (ノンフィクション|ルポ・ドキュメンタリー)
  • しられざるぎりしゃ
  • 小川光一
  • 書籍|四六判
  • 357ページ
  • 1,760円
  • 2012/9/10(月)発行
  • 青い海と白い家、ギリシャ人が経てきた歴史はそれほど単

    純なものではない

    【報道が語らぬギリシャ危機に潜む民族文化的風土性】


    2012年6月、ギリシャは断崖絶壁の上に一人立ちつくしていた。それを取り巻くユーロが持つ構造的欠陥、暴走するバクチ金融、それでも越境してくる不法移民の群れ、増え続ける失業と自殺。ギリシャ人の叫び !それを嘲笑う国際社会からの罵声「人間のクズ」「ロクデナシ!!」 しかし、そのギリシャという国は、近現代史において最も過酷な歴史を経てきた国の一つであった。 その内面には「エーゲ海の青い海と白い家」といったイメージとは全く別の、深く暗く重い、ギリシャがたどってきた民族風土の姿が横たわっている。 報道ニュースでは決して語られない、ギリシャ危機の背景にある民族風土的な核心を市井の目から語る。

    小川光一著  四六版 357 P  税抜定価 ¥1600  ISBN 978-4-9903749-3-8  2012年910日発行

    目次  *はじめに  *第一章「 1981年10月 あの日」・カオス(混沌)・パソック政権誕生の時代的背景・豪腕アンドレアス-パパンドレウの時代  *第二章「 当時の記憶(1981年から1997年頃)」・インドから見えてきたギリシャ・市井での一幕・エラダはエラダ・オリンピックの精神は金で買われた!  *第三章「 忘れられたギリシャ2000年史」・ギリシャは古代でなく現代である・文化を輸出して国を守ってきたギリシャ人・ユナニスタン・500年間の苦闘がギリシャに残したものとは  *第四章 「30年目の崩壊」・天国への階段・祭りの後・ギリシャの政治はコボロイだ!・カタストロフィー(破局)  *第五章「 ディモシアス-イパリロス(公務員)」・若者の憧れ・シガシガ・キャピタリズモ!(資本主義の横暴)・ギリシャの理想的隠居(The Greece way of life)・公務員汚職という悪習  *第六章 「税金を払うのは一体誰なんだ」・脱税はスポーツだ!・闇に眠るGDP30%・ギリシャではNOの意味はYESなんだよ!・復活(アナスタシア)の条件  *第七章 「ギリシャ人はそんなに働かないのか?」・ギリシャ人怠け者説を考える・元スブラキ屋奮闘記・変革とは何なのか  *第八章「 ギリシャ人とFUN(愉しみ)」・ビッグサタデー・ギリシャ人の情操「ディオニソスは本当に日本へ行ったのか」・或るカフェニオでの一日  *第九章 「ユーロ-市場-不法移民」・ユーロが持つ構造的欠陥・暴走するバクチ金融・それでも貧民はギリシャを目指す  *第十章「 怖れと怒りの間で」・亡国の徒に対する庶民の怒り・不法移民よ出ていけ!・「俺達にこれ以上の緊縮は無理だ!」  *第十一章「 最期の審判」・躍り出た政界の寵児は救世主か、はたまた狂人か・「出ていけ!」「払わないぞ!」ユーロを舞台にしたチキンゲーム・カタルシスを越えて  *おわりに



     


ログインしませんか?

「気になる!」ボタンをクリックすると気になる出店者を記録できます。
「気になる!」ボタンを使えるようにするにはログインしてください。

同じ出店者のアイテムもどうぞ

旅と感染症 そして人間        ~ コロナ狂騒曲に一言 ~民族文化と風土の匂い   〜ギリシャから中近東・インドへ至る陸路的風土論〜ティー・茶・チャイ    〜ティーロード漂流〜知られざるギリシャ   〜 ギリシャ人はそんなに働かないのか〜ニコシア発外伝      〜シリア西方200 キロ〜モンテカイロ     〜キプロス吹きガラスの館〜国境を忘れた国    〜ギリシャ国境から見える日本〜

「気になる!」集計データをもとに表示しています。