こちらのアイテムは2020/11/22(日)開催・第三十一回文学フリマ東京にて入手できます。
くわしくは第三十一回文学フリマ東京公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

野ばら

  • オ-23 (小説|純文学)→配置図(eventmesh)
  • のばら
  • 小町蘭
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 60ページ
  • 700円
  • 2020/11/01(日)発行
  • 初詩集です。
    純文学系の小説家志望ですが、実は詩の方が好きです。

    文芸思潮現代詩賞二次・三次先行通過作品6篇収録。

    私の詩はとてもシンプル。モーツァルトの「きらきら星」のよう。わかりやすく、簡単で、誰でも楽しめる作品集。

    かわいくて笑っちゃうのや、悲しくて目が潤むものも。

    ぜひお手に取って見てください。

    1篇ご紹介します。
    文藝思潮現代詩賞2次通過作品

    「デートへ向かう姉さん」

    ちょうど夕空のオレンジ色がコバルトブルーに塗り替えられていく頃
    デートに向かう姉さんは忙しなくめかしこんでいる
    シャワーを浴びた湯気立つ体にはローションをたっぷりと浸み込ませ
    ぬかりなくコロンを耳裏と谷間にしのばせる
    巻き毛にした髪にはローズの香のオイルを
    丁寧な歯の手入れも忘れない
    黒のレースのドレスを纏うと次はお化粧だ
    おしろいをはたいた肌は生花の花びらのようで
    男の指を誘っている
    唇は淡いコーラルピンクに濡れている
    まことにきれいな姉さんだ
    仕上げに真珠で首元を飾ると
    ショールを肩にかけ ヒールを鳴らして出て行った
    僕は当ててやる
    ドレスの下にはあの大事な赤の下着をつけて行ったに違いない
    そうさ、姉さん 恋は楽しまないと
    お楽しみは多いだろう
    おいしいフレンチ
    その後はカフェか、バーか、それとも楽園か
    今夜はまことにきれいな姉さん
    行ってらっしゃいよ
    今宵は甘い夢を 存分に






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