10人の作家による、予め用意されたキャラを使うと言う『キャラ』縛りで書かれたアンソロジー作品集。登場キャラはこんな感じです。
『浅上 百合枝』 雨が降っている日は決まった一日を過ごす二十代の女性。
服を選ぶ。コーヒーを入れる。包丁を研ぐ。餌をあげる。真っ白なものに色を差す。
『壇 秋夜』 おじいちゃんが大好きな女の子。呆けが進んだおじちゃんを夜にこっそりとお散歩に連れて行ってあげている。
『時槻 夜見子』 大学サークルの先輩。容姿端麗で社交的だが、何故か夕方には必ず姿を消し
てしまう。
『浜野 佳吾』 東京都北区の四畳半に住む大学生。 「我はただ貧しいのではない。清貧である」 と独り言ちている姿を見かけた者も多いとか。
『さわがに』 人間の言葉を喋る沢蟹。人間に対しては毒舌しか吐かない。
『湖南 真一』 入社三年目の男子会社員。三つ年上の仕事の出来る女性先輩に密かに憧れている。
『金沢 藍』 専業主婦。あるスーパーのレジ打ちに美少年の熱烈なファン
物語ごとに異なる役を演じるキャラたちの活躍をぜひ、お楽しみください。
こちらで各作品の冒頭試し読みができます
https://twitter.com/i/events/1322870898014121984