【ギリシャ北東部・トルコ国境地帯の町や村を訪ねて】 国境には異なる国家や民族による長い歴史・文化・宗教、それぞれの深い思いがせめぎあっている。例えその作り方がどうであれ、ギリシャコーヒーとトルココーヒーは決して同じものではあり得ない。何故なら、その味には民族の思いと歴史が詰まっているから。数多くの民族が錯綜するバルカン半島。その北風が通り抜けるギリシャ・トルコ国境付近の町や村を巡る時、そこには民族が保つべき気概と矜持(プライド)が顔を突き合わせている。 静かな緊張感があってこそ保たれている国境の現実。 そこには現代の日本が見失ってしまったものが確かにあった。
小川光一著 B5版 174P 税抜価格 ¥1334 ISBN 978-4-9903749-0-7 2007年11月6日発行
目次 ・プロローグ ~エーゲ海の静けさの中に眠る民族の歴史~ ・ギリシャ興亡史~ギリシャがたどってきた深い光と影~ ・記憶からの越境~文化とはのっぴきならない唯一無二の味わい~ ・民族のバザール~歴史の重層と民族の混沌~ ・オスマントルコ残影~古のオスマントルコスピリット~ ・双子の城壁~民族の灯をたもってきたギリシャ正教~ ・国境の町の憂鬱~独立・平和は、待つ事では得られない~ ・エブロス川~国境を挟んで向かい合う民族・歴史・文化 ・あとがき
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