宮澤悠は作家志望の青年だった。しかし憧れていた文芸部の先輩、久高美咲との肉体関係が始まってから、彼はいっさい文章を書くことができなくなってしまった。小説の書けなくなった男と、小説を書くことを放棄した女。二人の怠惰で淫らな関係が続くある日のこと、悠はバイト先の書店で大学生の少女、志乃原翔子と出会う。小説が読めない文学研究会員である翔子は、書店員の悠にある本を探して欲しいと頼む。その本とは「生きている本」だった……
カクヨム公式レビューを喰らった問題作。ついに同人誌化。
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