幻視者のためのホラー&ダーク・ファンタジー専門誌
《ナイトランド・クォータリー》。
vol.13は、「地獄より、再び」と題し、
19世紀末にロンドンで起きた〈切り裂きジャック〉事件を題材にした、
当時のロンドンを肌で知っていた作家から、
現在活躍中の作家たちまでの、
奔放な想像力が生み出した作品を集めました。
ロバート・ブロック、キム・ニューマン、ウィリアム・ミークルなど翻訳6編、日本作家は朝松健、立原透耶。この他、キム・ニューマン インタビューなど、今回も読み応えたっぷりです。
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■主な内容
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■ロバート・ブロック〈古典新訳〉「切り裂きジャックはあなたの友」/訳:植草昌実
■キム・ニューマン「レッド・ジャックス・ワイルド」/訳:植草昌実
■ウィリアム・ミークル「血の儀式」/訳:夏来健次
■ラムジー・キャンベル「ジャックの小さな仲間」/訳:小椋姿子
■ヒューム・ニスベット「魅入られた霊媒師」/訳:三浦玲子
■T・E・グラウ「トリュフを掘る豚」/訳:小椋姿子
■朝松健「〈一休どくろ譚〉 殺生鉤の春霞」
■立原透耶「ジャックの物語」
■キム・ニューマン インタビュー「ホラー・ファンによる世界の創造」
■Night Land Gallery 林美登利/沙月樹京
■魔の図像学(13)世紀末のミソジニー/樋口ヒロユキ
■藤原ヨウコウ・ブンガク幻視録(5)牧逸馬「女肉を料理する男」より
■〈牧逸馬の『世界怪奇実話』より〉「女肉を料理する男」/牧逸馬
■脱構築される切り裂きジャック、仁賀克雄のリッパロロジー/岡和田晃
■STRANGE STORIES(10) ベンスン三兄弟、その奇妙な味は?/安田 均
■追悼ケイト・ウィルヘルム/岡和田晃
■【ブックガイド】ファンタスティック・ジャック/牧原勝志
■【未訳書紹介】切り裂きジャック変奏曲/植草昌実
■表紙/人形:林美登利、写真:田中流