クロッシェ

• Eホール(1F) | E-33 (小説|短編・掌編・ショートショート)→配置図(eventmesh)
• くろっしぇ
• すわぞ
• 書籍|A5
• 92ページ
• 600円
• 2016/09/01(木)発行
• twnovel集。
  twitterで2013～2015年にかけて呟いたついのべ720本を集めたものです。
  ※ついのべとは：twitterにおける、140文字（ただしタグを除けば131文字）以内の小説です。
  
  『行き倒れの魔法使いを助けたらお礼に魔法瓶を貰った。入れたお湯がいつまでたっても熱々である。ってただの魔法瓶や。とはいえ折角なので珈琲を入れて持ち歩いていた。ある日、事故で電車に閉じ込められた。「珈琲でも如何ですか」他の乗客達に分けても分けても珈琲は尽きなかった。』
  
  『研究所の地下には一本の桜の木が見事に咲き誇っていた。「この桜は散らずに永遠に咲き続けるんだ」と説明された。思わず「野暮なものを造りますね」と呟くと、所長は哀しげな顔をした。「私もそう思うよ」所長は僕より歳下、三十前位に見えた。もう百歳近いのだと後になって知った。』
  
  こういうのが720本入ってます。