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改悪∞異類婚姻譚

  • C-28 (小説|エンタメ・大衆小説)→配置図(eventmesh)
  • かいあく いるいこんいんたん
  • 書籍|新書判
  • 90ページ
  • 0円
  • 2017/05/07(日)発行
  • ――そらが広くうつくしいのは、じぶんのいる世界が窮屈で色褪せているからだと思っていた――

    暗い過去を抱え、人をあざむく妖しい女。
    山奥で孤独に暮らす、おひとよしの青年。
    ふたりが出会い、別れるまでの話。
    ==あなたにだけは、知られたくなかった==

    まえがき。
    改悪って言葉がわるいと思うんだよね、じっさいのところ、タイトルって作品の顔なわけじゃない? 悪だとか、非だとか、そういうなにかしら負を感じさせる言葉は使わないほうがいいわけで。されどそこはへそまがりのこんこんちきで名を馳せているいくひしさんなわけでして、まあ、やるなと言われたらやりたくなるわけですよ。で、今作、改悪シリーズの第三作目として執筆されたわけなのだけれども、まあ作者による自作の解説とか、超絶ダサいわりにクソほどにもおもしろくないので、やめておくけれども、まあ、改悪、改悪、いろいろな場面で嘆かれている昨今ではありますけれども、じっさいのところ、悪を改めるという意味では、改悪ってのもそうそうわるい意味ではないのではないか、などとへそまがりのこんこんちきは思うところなのでありますよ。悪を改めたらじゃあ善になるのかっていやーむろんそんなことはあるめーけれども、善じゃないからって悪にはならんわけでして、それはどこか、しあわせじゃないから不幸、でも不幸から脱したってしあわせにゃーなれねーんだよ、スイッチじゃねーんだから、お手軽じゃねーのよ、っつーどこかねじれた理屈と似通っていて、まあ善とかしあわせっつーのはけっきょくのところ、それを徹底して求めたり、執着しだすと途端に真逆の性質を帯びはじめるっつー、なんとも厄介なたちの薬に似た傾向があり申すわけでして。これはもう、はなから求めないほうがいいんじゃないかって思わないわけではないのだけれども、それはそれで味気ないというか、なんというか、世のなかうまいこと、悪があって善があり、山があって谷があり、そこは切っても切れない腐れ縁と申しますか、まあ割り切って付き合っていくほかないのでしょう。めんどくさーい代物なのでござりましょう。悪がなければ善はなく、善がなけりゃ悪もない。或いはそこには悪しかなく、ゆえに善しかないのかもわからんね。すべてが光に満ちた世界は、なにも見えず、真っ暗闇なのとほぼほぼ同じ、ほとほと似た理屈でありんすよ。蟻んこなんでありんすよ。しょせん人の世も、蟻の巣と五十歩百歩、けっこうな違いに感じても、まあまあ、未熟という意味では同じであり、よくできたシステムだと感心するのも容易いわけでして。じゃあぜんぶがぜんぶ同じかといやー、むろんそんなことはないわけでして、蟻と人はやはりちがうし、悪と善もちがいましょう。けれども蟻も人も同じ世界に息づく、星屑でできあがった、宇宙の循環の、ちょっとしたきまぐれ、まさしくバグのようなものでありまして、そこにちがいはあるのかい、と問われれば、否定するのはむつかしい。違いをあげつらねるのも、共通点を見繕うのも、まあ、やってることは、そっちとこっちを見比べて、あーだこーだ、理屈をこねては、枠組みをこさえて、当てはめて、むりくり押しこめているだけのような気がしてこないでもない、それこそ悪の元凶なんじゃねーのけ、不幸の源なんじゃねーのけ、なんて思わないわけではないんだけども、まあ、それもふくめて、悪を改め、いまいちどまっさらでまっくろで、なにもない、混沌としたしっちゃかめっちゃかにもどってみるのも一興じゃないかなーなんてたまに思うわけですよ。まあ一興というか、異教かな。常識だとか、良識だとか、そういう信仰に対するアンチテーゼ、まさに異教であり、異形なわけですよ。そうした異形が主役の物語、異形が異類とちぎりを結ぶ物語。改悪∞異類婚姻譚、いったいどんな悪を改めるのか、誰がなにを改めるのか、そんな視点でわざわざ眉間にしわをよせて読まんでもよろしいので、気軽に、手軽に、さらっとお目をとおしてみてはいかがでしょう。

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