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宇宙に恋して

  • Eホール(1F) | A-14 (小説|純文学)
  • うちゅうにこいして
  • 偲川遥 泉由良
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 300円
  • 2014/5/5(月)発行

  • 「宇宙に恋して」偲川遥

     ──だから生命は完璧なのよ。
     そう、なぜか得意げに言って、生命科学に打ち込む恋人は、熱心にその日の報告をするのだった。私のような当たり前のサラリーマンにとって、最先端の研究分野で輝く彼女は、まるで彗星だった……あるときまでは。
      
     所属大学から実習生として研究所にやってきた月下京一は、乳がん細胞株に愛称を付け、渾身に愛する研究者に出会う。何故そこまでの気持ちを……? 
     六十兆個の完璧な小宇宙で形作られた生命という大宇宙は、再び小宇宙に還っていく。
     生命科学とヒューマニズムの掌編。


    「素数に恋して」泉由良


     数学は最終的結論に達するということは無い。
     それは志した瞬間から、死亡契約書に真っ先にサインを入れてしまうような途だった。それでも数学を習い始めた頃の私は〝至高数学天〟という空想を、ふんわり思い浮かべて生きていた。そこでは実数が、虚数が、舞い散りながら、全てが同時であり計算され続けている。そんな妄想に耽っていた。夢みがちだったのだ。届かない。私は何も成すことは無い。
     ──絶望で失神出来たらいいのに。
     彼女はそう呟いていた。
    「詩が好きなんだ。誇れないよね」
     一生整数論のことを考えて生きていくのだと思っていた筈だった。挫折と志と無限への憧憬。


     生物学と数学、それぞれを志した理系(?)女子2人が書いた掌編です。


     

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