「珈琲人形」という謎の存在とすな子という女性を織糸にして詩的な独白の続く前半部分。
擬古文調めいているものの著者にしては珍しく、「おはなし」としての作りが入り易いラヴ・ストーリィでもあるかのような後半部分の物語「音夢-NeMu-」
一冊を通読したあとに残る感覚。「すな子」とは結局なんだったのか? 彼女は如何様に生きていたのか? 彼女はどのように想っていたのか?
すべてが繋がったとき、読者のなかに深い情動が生まれるだろう。
こちらのブースもいかがですか? (β)
モラトリアムシェルタ 雲上回廊 地図と小説 探偵小説研究会 文学フリマガイドブック編集委員会 早稲田文学編集室 夜間飛行惑星 象印社 旅の道文庫 UNCLEAR