それは大地がひとつだったときのこと。大気にはエーテルが満ち、人々は軌道式を用いずとも、魔法を扱うことができた。大地は東方、中央、西域に分断され、人々の行き来はなかった、災害に襲われ世界が滅びるまで(スターリストリィ)。天裂く塔を巡る三つの時代の物語。終わりから始まりへとさかさかまに辿る歴史の一幕(スカイ・スクレイパ)雲の上の研究室にて生活を送っている博士と機械式メイド。博士は優雅にコーヒーを楽しむ。上位の存在が見ているとも知らずに(スカイトスフィア)。怪奇幻想が好きな少女は、あるとき書店で不気味な表紙の本を買う。そこに書かれていたのはありえたかもしれないもうひとつの福岡だった(天神都市)。【目次】
「スターリストリィ」「スカイ・スクレイパ」「スカイトスフィア」「天神都市」【著者紹介】
1984年生まれ、愛知県名古屋市在住、雲上回廊代表。1999年より活動を開始し、同人編集者として『回廊』、『ゆる本』、『生』、『幻視コレクション』の他、四十冊以上の雑誌や合同誌を手掛けた。同人小説家としては掌編が『てのひら怪談2』、『てのひら怪談 百怪繚乱篇』、『てのひら怪談 己丑』(ポプラ社)に掲載され、別名義で応募した作品が第4回創元SF短編賞の最終候補に残った。代表作は『山吹色外典』。
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