2024年度卒業生の卒業制作から生まれました!
この春、北海道にある波幌大学に入学した波瑠暉は、慣れない大学生活に悪戦苦闘していた。そこに、葛城教授という人からプレゼミナールの案内文が届く。何も分からぬままそこに訪ねると、教授は波瑠暉に、“博歌(ボカロ)”の能力を持つ“博歌者(ボカリスト)”として、ゼミのメンバー十五名を纏めてほしいという。
ゼミのメンバーは一人残らず“博歌者”である。しかし、“博歌”を持つ者はみな、不思議な能力が宿ると共に、心に“孤独”を抱えている。そのことを知った波瑠暉と幼馴染の陽菜乃は、ゼミメンバー十五名の“孤独”に向き合うことに決める!
「青年」と「ボカロ」と「孤独」……波瑠暉たちは他者の心にそっと触れながら、それぞれの戦いに目を凝らす。
「──この日から僕の、明るい太陽の下で大切な誰かと手を繋ぐような、そんな眩しい日々が始まるのだった。」