モンステラの雫。
- F-15 (評論・研究|サブカルチャー)
- もんすてらのしずく
- 遥々岬
- 書籍|文庫判(A6)
- 176ページ
- 1,200円
- https://note.com/harubaru_mis…
- 2026/7/6(月)発行
- 初めて紙の本を作ることができました。
ドキドキしています。
表紙の絵も描きました。
とても楽しく作りました。
ぜひ、お手に取っていただけましたら、嬉しいです。
- 作品紹介 -
死にたいわけじゃない。
けれど、生きたいとも思えなかった。
自分の内側にある死へのまなざしを、誰にも明かせないまま大人になった梢。
ある日、荒れた海を見に出かけた彼女は、料理人の青年・歩と出会う。
思いがけない成り行きから歩の家に身を寄せることになった梢は、窓辺のモンステラを眺めながら、これまで言葉にできなかった思いを、少しずつ口にしていく。
歩は否定しない。
急かさない。
ただ、そこにある言葉を静かに受け止めていく。
同じにはなれない。
それでも、そこにいることを知ってほしい。
死を願うのではなく、死の景色を抱えながら生きてきたひとが、誰かのいる場所で、ほんの少し呼吸を取り戻していく物語。
そしてこれは、希死念慮を抱える心へ向けられる、無遠慮な嫌悪や決めつけに抗うための、ささやかな物語でもある。
