緋色のイトスギ
- B-28 (小説|純文学)
- ひいろのいとすぎ
- 瀧澤見晴
- 書籍|文庫判(A6)
- 104ページ
- 1,000円
- https://miharashistreet.booth…
- 2026/7/20(月)発行
- 「私には安全な友達が必要です。まだ本当の友達に出会えていません」
港町の総合病院で、精神科医・子安雨夜は死者の体に命を繋ぎ続けている。脳死ドナーを管理する彼女は、「死霊使いの魔女」と囁かれながら、自身の中に心というものを実感できずに生きていた。
ある日、交通事故で脳死となった金髪の留学生が運ばれてくる。雨夜は”心を作り出す”実験計画のもと、その脳死死体に人工の自我を芽吹かせ、サイプレスと名づける。
紅茶の香り、坂の上の紅葉、路面電車の揺れ、波の音。感覚を通して世界を知り、心を育てていくサイプレス。死んでいるのに生きているような少女と、生きているのに死んでいるような女。二つの孤独が重なり、離れ、そして約束を果たすために天国への道を昇る。
- 試し読み版をBOOTHにて公開中。
https://miharashistreet.booth.pm/items/8297918
- 「私には安全な友達が必要です。まだ本当の友達に出会えていません」
