こちらのアイテムは2025/8/24(日)開催・文学フリマ札幌10にて入手できます。
くわしくは文学フリマ札幌10公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

GO TO LITERATURE 3

  • D-22 (小説|純文学)
  • ごーとぅーりてらちぁーすりー
  • 横尾圭祐、めんま、うし
  • 書籍|A5
  • 76ページ
  • 300円
  • https://keisukeyokoo.bullet.s…
  • 2025/8/24(日)発行
  • 札幌の皆様、こんにちは。『GO TO LITERATURE 3』をお手に取っていただき、ありがとうございます。
    この冊子は文学フリマ札幌10へ出店するために、小説の創作や言語・文学の研究を行っている3名がそれぞれ文章を執筆し、一冊にまとめたものです。文学フリマには今回で3回目の出店となります。
     執筆者は、神奈川で会社員をしながら小説家を目指している僕、横尾。私の大学院時代の先輩で、長野で教職に就かれている言語学者のめんま氏。そして私の高校時代の友人で、現在フランスに留学(博士課程)して詩人マラルメを研究している、うし氏の3人です。お分かりのように、3人の住まいはまったく別々。しかもそれでいて、まったく縁のない札幌に来てしまいました。
     といっても一応理由があって、これまで東京の回に出店してきたのですが、まあとにかく会場は広いわ人は多いわで、興味を持ってくれたお客さんとも、また出展者同士とも、なかなかコミュニケーションが取れなかったのです。もう少し小さい会場ならこれが改善できるのではないかと考え、今回はるばる札幌までやって来ました(というちゃんとした理由と同時に、札幌で美味しいものを食べようという目論見もあります)。 なにはともあれ、冊子の説明に入りましょう。
    今回は「食」というテーマを設定して、それぞれ自由に文章を書いてきました。小説1編、エッセイ1編、評論・研究2編。他に「食」との関連性はありませんが、近年利用者の多いAudibleなどの聴く読書について、3人で話し合った座談会を収録しています。
    横尾の短編は、隣に住む迷惑なおばあさんとの近隣トラブルを、主人公たちが明るく痛快にクリアしていく作品です。だんだん明らかになる語り手によって、おばあさんの内面にも迫れるよう工夫をこらしました。同じく横尾のエッセイは、崎陽軒のシュウマイ弁当を軸に、最近の思いや考えを書きました。本当はもう一編小説をと思ったのですが、今書きたいのはこっちだったので、その心の声に従った次第です。
    うし氏の評論は、市井の人々の身近な「食」が詩に持ち込まれることで、作品に笑いが生まれることを明らかにした一編。フランス詩になじみがなくてもわかる、丁寧な考証も読みどころの一つです。
    めんま氏は、作品を文字通り食べて味わうことができる主人公が登場する『“文学少女”シリーズ』を題材に、文中の場所によって異なる比喩の効果について述べます。言葉のスペシャリストならではの、豊富な知識に裏打ちされた視点に注目です。
    遠く離れた札幌の地で、我々の表現と思考が皆様の感性に何かを訴え、考えるヒントになれば幸いです。

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