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花と鍛冶師

  • い-24 (小説|ファンタジー・幻想文学)
  • はなとかじし
  • 蜜丸
  • 書籍|A5
  • 300円
  • 2013/11/4(月)発行
  • ★アジア ★ファンタジー ★キャラクタ重視 ★長さ普通

    ーワルル、俺が怖いか?
    ー怖くないよ。

    「花と鍛冶師」は、2012年11月に発行した「腐れ街の蛇」のカウンターパートとして執筆し、2013年11月に発行した熱帯ファンタジの新シリーズの二作目です。熱帯の密林を流れる河沿いに築かれた、猥雑な都。そこで起こるとある出来事を、兄弟の目線でそれぞれ描く、ということを試みました。この「花と鍛冶師」は弟の目線から描いた物語になります。

    ワルルにとって、生まれた里の記憶は既に曖昧だ。幼い頃に口減らしのために都へと送り出されたワルルは、その時最も年嵩だったナトトを兄と慕ってこの都で暮らしてきた。モノと、カネと、それに群がる人と。欲望が渦巻くこの都で自分を養い、他の子供達に仕事を与えるためにナトトが「危ない仕事」をしていることを、ワルルは知っている。
    ワルルは鍛冶師見習いとして工房で働きながら、敬愛する兄ナトトのために自分の手で短剣を鍛えることを夢見ていた。夜の仕事をするナトトと、昼の仕事をするワルルは、朝と夕方にだけ顔を合わせる。兄のいない夜、ワルルは二人で暮らす部屋でひとり粘土をこね、刀身の形を探す。兄に捧げるに相応しい、自分だけの短剣の刀身を。
    花祭りが近づいたある日、工房に見慣れぬ客が訪れるーー。
    熟れた果物。赤熱した金属を打ち鍛える鎚の音。金と面子と職人の心。
    これは、鍛冶師見習いの少年ワルルの物語。

    この作品だけで読んでも問題ないようにはなっていますが、彼等をもし気に入って頂けたなら是非1作目「腐れ街の蛇」も合わせて読んで頂けると嬉しいです。

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