こちらのアイテムは2014/9/14(日)開催・第二回文学フリマ大阪にて入手できます。
くわしくは第二回文学フリマ大阪公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

タニス・リーとゴーメンガースト〜英アダルト・ファンタジー二大巨匠、今年の邦訳新刊を読んでみた!

  • H-11 (評論|ファンタジー・幻想文学・怪奇文学)
  • たにすりーとごーめんがーすとほうやくしんかんをよんでみた
  • 北西 彩
  • 書籍|A5
  • http://raluah.cc
  • 2014/9/14(日)発行
  • ファンタジーです。長編です。というと、ジュヴナイルかラノベを連想されてしまうことが多い昨今。サンリオ文庫があり、ハヤカワSF文庫が「ニューウエイヴなんて糞だよ」などと揶揄される作品群をばかすか訳出し、ついにハヤカワFT文庫が創設されて月刊ペースで新訳出していた翻訳大衆娯楽創作幻想文学華やかりし時代には、アダルト・ファンタジーというタームがかなりポピュラーでありました。 アダルトといっても=エロではありません。文字通り、大人のためのファンタジー。エッダやサガまで手を伸ばした探究者にも、娯楽として十分読み応えのある「創作」幻想小説の新ジャンルを指して名づけたものです。セルフィックな文学としてはイェイツやロード・ダンセイニなどにまで源流を見出せるこの分野。日本にはジュウラニアンなんぞ、読者の力量を求めた逆差別用語(笑)もありますが、その程度の教養当然!!! 教皇権力に楯突いて切磋琢磨、した大英帝国の意地と矜持と、土着民俗の足掻きの結晶たる至高の「幻想譚」群。うち、モダンに類される二大巨匠の人気作品の邦訳が、今年に入って相次いで刊行されています。ン十年の月日を経て、まさかのタイトルを書店にて発見した大コーフンと、仕入れたこれら人気シリーズ今後の予定など併せてお届けいたします。 この時代をご存じない若い世代へのご紹介も兼ねて。いや「シリーズものはちょっと……」などと、ラノベに時々ある疑似ニューウエイヴずるずるべったりなどと一緒くたにして敬遠する向きなどもおいでのようで。そんな読まず嫌いは勿体無い勿体無い。読書家を自認する向きにこそぜひお勧めしたい二作品のレビュー……擬き。今大阪文フリ合わせ新刊です。

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