音楽ライターの桒田萌による、エッセイ集です。
生活も価値観も変わりやすいアラサーの時期を、いかに過ごすか。
これまで聴いてきた音楽と絡めながらエッセイを綴ります。
トピックは、かつて見ていた将来の夢、趣味のこと、友達のこと、家族のこと、過去の恋のこと、仕事のこと、どうしてもやめられない習慣のこと、つらかったこと、うれしかったこと、少しだけ考え方が変わったきっかけなど。
▼エッセイで触れるアーティスト家入レオ、上原ひろみ(Hiromi's sonicwonder)、宇多田ヒカル、KIRINJI、グレッチェン・パーラト、SCANDAL、スピッツ、The Songbards、フランシス・プーランク、モーリス・ラヴェル、米津玄師
普段はクラシックに関する文筆の仕事をしていますが、あえてクラシックは抑えめに、よりごく私的な形で音楽と関わる生活を綴りたいと思い筆をとりました。
表紙のイラストはpumさんです。
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それは、身体を維持する水のような。酷暑にあえいだときのクーラーや、心まで冷えそうな寒い夜のヒーターのような。強風に備えるおもりのような。まだ何かを信じていたい人間が頼りにしたのが音楽だった、それだけのことだ。
水を飲むくらい当たり前の動作で、音楽とごく個人的な感情を往復し、毎日をプレイリストみたいに過ごす一人のアラサーの生活。その営みをこの本で描き出したい。
ーー「まえがき」より
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