「人には優しくできるのに、自分には厳しくしてしまう。」
この一行を読んで、「あ…これ、私のことかもしれない。」
そう感じたなら、この本はあなたのために書きました。
・頼まれると断れない
・疲れていてもまだ「頑張れる」と無理してしまう
・せっかく休んでいても「罪悪感」を感じてしまう
・人の期待に応えているうちに自分のことは後回しにしてしまう
・気づけば、「本当は自分がどうしたいのか」さえわからなくなっている
周りからは「優しい人だね」「頑張り屋さんだね」と言われます。
でも、その言葉をもらうたびに、なぜか少し苦しくなる。
誰にも気づかれないまま、一人で抱え込んで、笑顔の裏で疲れ切っている。
もし心当たりがあるなら、あなたはこれまで、十分すぎるほど頑張ってきた人です。
実は、私もずっとそうでした。
私は看護師として、多くの方と関わってきました。
人の役に立てることが嬉しくて、頼られることにもやりがいを感じていました。
だからこそ、自分自身が苦しくなっていることには、まったく気づけなかったのです。
疲れていても立ち止まれず、
疲れていても立ち止まれず、「まだ頑張れる」「私が我慢すればいい」と自分を励まし続けた結果、私はうつを経験しました。
人には自然と「無理しないでね」と声をかけられるのに、自分にだけは「もっと頑張れ」と言い続けていた。
あの頃の私は、「自分を大切にする」という言葉の意味さえ、本当にはわかっていなかったのだと思います。
私は心理学者でも、カウンセラーでもありません。
でも、だからこそ私だから伝えられることがあると思っています。
理論としてではなく、実際に一度立ち止まらざるを得なくなり、そこから少しずつ回復してきた一人の経験者としてお話します。
そしてあなたより少しだけ先を歩いてきた仲間として、私が身をもって学び、実践してきたことをこの一冊に詰め込みました。
ここに、人生を一瞬で変える魔法は書かれていません。
難しいこともありません。
その代わり、今日からできる小さな考え方や行動を、たくさん用意しました。
・疲れている自分に気づく。
・休むことを自分に許可する。
そして、自分のこころの声に耳を傾けて、「やってみたい」という小さな気持ちを拾い上げる。
そんな小さな積み重ねが、少しずつ心を軽くして、自分らしい人生へとつながっていきます。
本書では、まず「なぜ私たちは自分を後回しにしてしまうのか」という理由から、一緒にひも解いていきます。
理由がわかると、「私が弱いからじゃなかったんだ」と、自分を責める気持ちが少し軽くなるはずです。
そのうえで、休めない心を緩める方法、自分を守る考え方、毎日の中でできる小さな実践へと進んでいきます。
途中には、自分と向き合うためのワークも用意しています。
正解や不正解はありません。
すぐに答えが出なくても大丈夫です。
この本は、正しい答えを見つけるための本ではなく、
「私はこんなに頑張ってきたんだ」と気づくための本だからです。
だからせめて、この本を読んでいる間だけは、誰かのためではなく、自分自身のために時間を使ってください。
一気に変わる必要はありません。
あなたのペースで、一歩ずつで十分です。
人を大切にするように、自分のことも大切にしていい。
この一冊が、そう思えるきっかけになれたなら、これほど嬉しいことはありません。
それでは、一緒に最初の一歩を踏み出しましょう。
まずは、「なぜ、あなたは自分を後回しにしてしまうのか」
その理由を、一緒にひも解いていきましょう。