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32歳でメンエス嬢になった私が、10歳下の“お客さん"と恋をした──これが、人生の伏線回収だったなんて。(メン恋)

  • さ-12 (小説|恋愛)
  • 32さいでめんえすじょうになったわたしが10さいとししたのおきゃくさんとこいをした
  • 小崎澪灯
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 296ページ
  • 1,000円
  • https://note.com/kosaki_mio/n…
  • 2026/8/25(火)発行
  • 【メン恋あらすじ】
    パニック障害、離婚、家出を経て、32歳でメンエス嬢を始めた私。 お店で出会った男の子は、10歳年下の変わり者。なのに、なぜか惹かれて——。
    歪んだ愛着を抱えた二人が、行き着く先は…? そして最後に気づく。 人生で起きた出来事は全部、伏線だったのかもしれない。

    【メン恋 1話試し読み】(本文引用)
    こよりside-

    マットレスの拭き掃除、お風呂場の拭き上げ、軽食、メイク直し。

    たった20分しかないインターバルなのに、やることは山ほどある。

    おにぎりを頬張りながら、急いでお店からのオーダーを確認する。

    「12:10〜 ソウタ様 N指名120分でお願いします。」

    N指名というのはネット指名の略で、お店のHPの写真などから初回指名してくれたお客様ということだ。

    2回以上指名してくれるとリピーター=本指名となる。

    うちの店では初回指名でも本指名の半分の指名料が入るから嬉しい。


    -ピンポーン

    そんなことを考えてると、インターホンが鳴った。

    こよりが待機するマンションのひと部屋にお客さんがやって来て、そこで施術をするシステムだ。

    「こんにちは」
    満面の笑みで挨拶したが、お客さんはおどおどした感じで目も合わせない。

    ソファに掛けてもらい、お茶を出す。

    「今日はご指名頂きありがとうございます!なんで指名してくれたんですか? Xとか見て?」

    お客さんはもぞもぞと答える。

    「え…。いや…別に理由はないというか…友達と3人で来てて、今の時間でいける人が他にいなかったんで…」

    「へー!お友達と来てるのいいですね!いつもお友達と来るんですか?」

    「あー、まあ、そうっすね…」

    「…」

    なんだこの人。
    挙動不審だし、会話も続かない。
    髪の毛はもっさり、髭は伸びていて、肌も荒れている。
    いかにも女慣れしてなさそうな感じだった。

    でもお客様である以上はその人のいいところを探して、接客中は本当に好きだと思って接客する。

    話はそこそこにシャワーへ案内して、体を綺麗にしてきてもらう。

    シャワーの後履くのは紙パンツだ。
    履く方が恥ずかしい、極限まで紙の面積を節約した紙パンツ。

    恥ずかしそうにするソウタさんに、
    「ではマットにうつ伏せになってください。」と声をかける。

    …続きはぜひ当日ブースで🎶

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