こちらのアイテムは2026/9/13(日)開催・文学フリマ大阪14にて入手できます。
くわしくは文学フリマ大阪14公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

【創作男女・成人向】溶け合うふたりの短編集 月と極光外伝

  • に-01 (小説|ファンタジー・幻想文学)
  • とけあうふたりのたんぺんしゅう つきときょっこうがいでん
  • チャチャ・ポ・ヤス(せら)
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 102ページ
  • 400円
  • https://stellasolitaria.booth…
  • 2026/3/22(日)発行
  • どうしたら、貴女に消えない私の痕を残せるのだろう。

    私も知らない奥深いところまで、全部をきみで満たして。


    現代の北ドイツの架空の都市が舞台の、創作男女恋愛小説『月と極光』のスピンオフR18小説です。
    短編小説を5篇収録。
    不穏要素なしの、愛溢れるイチャラブストーリー。



    【あらすじ】
    北ドイツのとある都市に住む年上女子アデレード(アデール)と年下男子ルドヴィク(ロゥ)。ふたりはラブラブな恋人同士。
    えっちをするのが初めて同士のふたりは、イチャイチャするには経験が圧倒的に足りない。でも、そこはお互いへの想いで補って?!
    寡黙だが真面目で控えめな態度のロゥ、心優しくて恥ずかしがり屋だが天然なアデール。

    そんなふたりはどんなふうに愛を交わすのでしょう。
    それは読んでのお楽しみ。


    【試し読み】

    初めての日を乗り越えて 〜二度目のふたり〜

      初めて結ばれた日から一週間後の週末、アデレードとロゥは街中のカフェで待ち合わせた。先に着いたアデレードは、店の中でメニューを眺めながらロゥを待つ。
     情熱的に愛しあったあの日以来、アデレードの脳裏からロゥのことが離れることはなかった。間接照明に浮かび上がるロゥの白い肌、時折耐えられないように漏れる吐息、自分の肌を、そして自分でも知らない奥のほうまでも侵食した彼の体。
     あんな官能的な世界があったなんて。
     その時のことを思い出すたびに頬が燃えるように熱くなる。
     ロゥにまた触れてほしい。ロゥと触れ合いたい。そう強く思うことが恥ずかしいことなのか、それとも人類普遍の感覚なのか、アデレードにはわからないまま一週間が過ぎた。
     ロゥは、いったいどう思っているのだろう。同じように触れ合いたいと思っているのだろうか。
     彼が、私と繋がりたいと望んでいるとしたら、私は……。
     メニューを眺めながら、脳内では愛しい恋人の像が映し出されている。
    「アデール、すまない、待たせた」
     その声にハッとして顔を上げると、いつのまにかロゥが横に立っていた。
    「注文は済ませたか?」
     彼は、向かいに座りながら問う。アデレードが首を振ると、ロゥは不思議そうに首を傾げる。
    「どうした。体調でも悪いのか」
    「ごめん、考え事をしていたの。私も今、注文するから」
     暫くして注文を取りにきた店員に、ふたりでコーヒーを注文する。
     今日はこれからどうしよう? ロゥの家に泊まる約束をしているし、彼の家に宿泊するのは初めてではない。でも。
    「アデール、どこか行きたいところはあるか? 今日は寒いし、屋内がいいか?」
    「屋内……。ロゥの部屋に行きたい」
     ロゥにそう答えると、彼はハッとした顔でそのまま固まってしまった。
    「あ……、その……。ロゥが行きたいところがあるのなら、そっちを優先で」
    「今日はないな」
     彼はキッパリとそう言う。その答えに、アデレードは頬を染めた。
    「では、コーヒーを飲んだら行こうか」

ログインしませんか?

「気になる!」ボタンをクリックすると気になる出店者を記録できます。
「気になる!」ボタンを使えるようにするにはログインしてください。