千円の小さなごほうび、いつもそばにあるお気に入りの匙、帰省したときに並ぶ実家の料理。
誰かと食べたすき焼き、夏の日に初めて作ったナポリタン、祖母と包んだ餃子、そして遠い未来へと受け継がれていく食卓──。
それぞれの食卓からこぼれ落ちる、味と香りと、暮らし。
あなたの「おうちごはん」を思い出しながら、どうぞ一皿ずつ召し上がれ。
『書評』
一冊の本を読み終えたあと、物語は本の中だけに残るのだろうか。
本を読むことは、物語を受け取るだけではない。
そこには、読んだ人の記憶や経験、憧れや違和感までもが映り込んでいく。
「好き」を手がかりに、本と向き合い、考え、綴った言葉たち。