五本改メ
- お-17 (小説|エンタメ・大衆小説)
- ごほんあらため
- 卯ノ花櫂
- 書籍|文庫判(A6)
- 226ページ
- 500円
- https://note.com/kai_unohana/…
- 2026/7/21(火)発行
- 7月21日に作家活動5周年を記念して、2021年から発表してきた小説17本のうち5本を加筆修正して1冊の本に収録。
作家活動を始めた頃の作品、創作大賞2024で中間選考を通過した作品、直近のものではありませんが最近発表した作品を選びました。 発表したときより面白さ、ゾクゾクさを増した作品をお楽しみください。
【収録作品】
小説
・シガレットキス
・ハンカチ
・成仏できない
・好奇心は泡に消える
・太陽を手の中に隠して
【あらすじ】
「シガレットキス」
既婚者の陽太はベランダでタバコを吸っていると、大学時代の元カノで陽太が喫煙者になるきっかけとなったユリから電話がくる。 ユリと会話をするのは別れて以来。 電話にでると、「明日、買い物に行きたいから車を出して」と言ってきた。 お願いを断るが、ユリのお願い攻撃に負けた陽太は翌日、待ち合わせで待つユリのもとへ車を走らせた。
「ハンカチ」
夫の勇太と暮らす花。 これまで洗濯は勇太の衣類も一緒に洗っていたが、最近勇太が自分の衣類は自分で洗いたいと言って、お互い自分の衣類は自分で洗濯するようになった。
花は洗濯機から洗い終わった洗濯物を出していると、知らないハンカチが出てきた。 前の夜に洗濯機を使っていた勇太に聞くと「俺の」と言う。
しかし勇太はハンカチを使うことも持ち歩くこともない。
どうして?
そして花にもハンカチで後ろめたい思い出があった。
「成仏できない」
帰宅途中に、暴漢に襲われ殺されてしまった女子高生・浦山春子。 このまま死んでいくんだと思いながら意識を失い、次に目を覚ましたとき春子がいたのはあの世ではなく、殺された場所だった。
幽霊としてこの世に残ることになった春子。 どうしてあの世に行けないのかわからないまま、家や学校でしばらく過ごすが飽きてしまう。 これからどうしようと考えたとき、知らない男の幽霊に追われる。
春子は男から逃げているとき、同じクラスだった清瀬に声を掛けられる。
「好奇心は泡に消える」
とある海の底で暮らす人魚のムツキは子どものときから人間界に行くことを夢みていた。 仲間たちから海を汚す人間に憧れるムツキをひどく嫌っていた。 いつか自分の尾ひれが人間の脚になったらと思いながら、海底に落ちている人間界のゴミやカモメがくれるゴミを集めていた。
ある日、海の魔女・マダム・サリーから人間になれる魔法に必要な材料を集めれば、人間になれる魔法をあげると言われる。 ムツキは魔法を手に入れるため必死で材料を集めて、とうとう魔法を手に入れた。
「太陽を手の中に隠して」
高校生の和田恵介は学校に行くのが億劫に思っていた。 しかしクラスのみんなの人気者・神崎ひまりを見たく、頑張って学校に通った。 ひまりに話しかけたいが、自分の性格といる世界が違いすぎて、隣の席からチラチラ見ることしかできなかった。
ある日の放課後。 数学の補修を受けているとき、恵介はひまりに話しかけられる。 そして2人にはある共通の趣味があった。
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