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一技一通 第3部

  • せ-09 (小説|純文学)
  • いちぎかずみち だいさんぶ
  • ABEND_S80A
  • 書籍|A5
  • 76ページ
  • 800円
  • 2026/4/5(日)発行
  • カトリック教徒にとって同性愛者であるとは如何なることか?

    この政治的にも教会の教導権の点からもデリケートでセンシティブな問題をめぐり、対馬海岸局の巨漢通信士、一技一通の半生記の形で、罪と赦し、十字架上の生贄と贖いを通じて描こうとする長篇公教小説。(全4部)

    第3部は主人公一技一通(いちぎ かずみち)の大学~社会人時代を描く。

    一通が大学に進学したちょうどそのころは社会運動全盛で学生運動も華やかだった。カトリック教会も一大転換期を迎える。「第二バチカン公会議」及びそれに伴う典礼改革である。激変する社会環境に適応しようと一にして公、使徒継承のカトリック教会は数々の新機軸を打ち出した。しかし、それは聖職者はもちろんのこと平信徒の間にも大きな混乱をもたらした。大多数の者はその新機軸に適応していったが、一通を含め一部の者はそれに適応することなく伝統を貫こうとした。

    しかし、伝統的公教要理によってはぐくまれてきた一通の信仰にもついに世間の荒波が押し寄せてきた。そしてついに一通はカトリックの教えを捨て自らの自然に反する肉欲に身を委ねるようになった。そして決定的な出来事が起こった。それは一通の聴罪司祭であった一技三郎(一通からみておじにあたる)が一通の告解を拒否したことである。教会を追い出された一通はさらに堕落する。しかし、神はそんな一通を放ってはおかなかった。

    瀕死の重傷を負った一通に対して取った三郎司祭の行動とは?

    ミサ典文「Hic est enum calix sanguinis mei(実にこれは我が血の盃)」と三郎司祭の犠牲が交錯する。

    本文日本語(一部ラテン語)/全年齢向け

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