ここにいてはいけない(らしい)わたしたちのこと
- そ-49〜50 (詩歌|現代詩・散文詩)
- ここにいてはいけないらしいわたしたちのこと
- GAKUSAI-Lab.
- 書籍|B6
- 40ページ
- 1,000円
- 2026/5/4(月)発行
- 「自分はここにいてもいいのか?」──そうよぎったことのある、すべての人へ
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未記入の項目がある場合は、指定機関の受診を推奨します。
「定義」桑井ゆた
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鰯よ、私は薄々気付いていた。私は人間ではない。私は人間になれなかった。なりたくもなかった。彼らを支配する崇高な不文律を、私は知らない。どうやら彼らはエスパーでやりとりをしており、私だけがそのエスパーを持っていないようだ。私はこの世界にはいられないが、しかしここ以外に住める星も知らない。君はどうだろうか?偽物の相模湾で、君がそんなにも澄ました顔をしているのは、何故?
「鰯」東風谷悠馬
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世の中に挟まっててもいいですかいくらか欠けた歯車として
冷笑をモルヒネ代わりに使い慣れ刺し跡だらけの腕横たわる
「短歌」松丘京市
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あ、いやいやいや、いいんですよ、いいんです、答えをすぐに求めたがるのは、現代的病理のひとつと言っても過言ではありませんしね、
「新事業」アステリズム
---にんげんが勝手におこした
社会という名の戦争の
きみたちは戦没者だ
明日は僕かもしれない
もしくは明日は僕が
誰かを手にかけるかもしれない
「戦場」平岡眩
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そう、「残酷な事実」は存在する。
誰かを殺せばうまく回る社会はあるのかもしれない。しれないけれど。だけど。そんな残酷さを身に浴びすぎて、私はどっちつかずのフワフワな人間になってしまった。
「オメデタイ話」坂井臨海
