俺が殺して隠した。俺の罪。俺の醜さ。幸福だった日々の残骸。
元子爵家当主のキヨヒコは、過去に自分の付き人を殺してしまい、死体を隠した別荘に引きこもっている。
罪が露見することを恐れ人を遠ざけていたキヨヒコの元に、別荘で働かせてほしいと一人の少年が訪ねて来る。
彼は十年前の初雪の日、森に捨てられていたのをキヨヒコに保護され、孤児院に預けられた赤ん坊だった。
キヨヒコのことを無邪気に慕う少年は、どこか、かつて殺した付き人に似ていた。
架空大正日本を舞台に綴る主従の物語、完結。
イラスト/ちお様
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