melanCholy
- き-15〜16 (小説|アンソロジー)
- めらんこりー
- 偲 凪生
- 書籍|文庫判(A6)
- 150ページ
- 700円
- 2025/5/11(日)発行
- *
「散れ散れ、満ちろ。」
20歳になったら一緒に死のう。
生き延びて、30歳になったとき、お互いが独身だったら結婚しよう。
かつて、涼風まどかと倉持宗佑はそんな約束を交わした。
その約束はどちらも果たされることはなかった。宗佑は別の女性と結婚し、まどかとは疎遠になったからだ。
40歳を迎える直前、まどかの前に憔悴した宗佑が突然現れた。
彼はまどかに懇願する。
「僕のことを殺してくれないか」
ふたりの間で交わされた、もうひとつの約束。
それは、『40歳になって、どちらかが死にたがっていたら、殺してあげよう』というものだった。
当然ながら今のまどかにそんな意志はなく――「52Hzのジオラマ」
(小説サイトに掲載中)
大衆雑誌のライターとなって1年の『俺』は、連続殺人事件の犯人をスクープしようと人魚伝説でかつて一世を風靡した港町へやって来た。
その港町には怪しい伝説があった。
数百年前、町に偶然打ち上げられた人魚。当時の住人たちは不老不死を求めて人魚を食べたという言い伝え。
しかしそこで出会ったのは、殺人犯でも人魚でもなく、恐ろしい見た目をした半魚人だった。
人間を喰らう半魚人と死を渇望する『俺』。
彼らの頭上に流星群が降り注ぐとき、奇跡が起きる——
*表紙、扉:トエさま
*収録作品はすべてフィクションです。実際の人物・団体とは関係がありません。
