舞台で逢いましょう
- つ-15 (小説|BL)
- ぶたいであいましょう
- かのこ
- 書籍|A5
- 118ページ
- 500円
- 2024/9/8(日)発行
- 今をときめくミュージカル俳優ラスティアス・ライジェル(愛称ラスティ)は、先輩役者である高野久秀と共演を重ねるうちに、心が惹かれているのを自覚する。
ある日、久秀の出演す映画を見ていると、雰囲気に飲まれてしまいキスをすることになるが……
※R18作品です。購入時に年齢確認を実施する場合があります。
イラスト:雪綟むづろ様
サンプル
「こういうシーンでドキドキせえへんの」
「好きでもない相手としたところで、なんとも思わないよ」
久秀はなんでもないことのように言って、ビールのプルタブを上げひと口飲んだ。そして、ラスティのオレンジ色の髪を優しく撫でる。
「なぁ、キスしてみない?」
「はぁ?」
突然の爆弾発言に、ラスティは素っ頓狂な声を上げる。酔っているのかいないのか、久秀の顔からは読み取れない。いたって普段通りの彼だ。
「アンタ、酔ってんの」
「あー、そうだな。酔ってるよ」
また普段通りの声で言って、撫でていた手を髪から頬に降ろす。ゴツゴツした手のひらの感触に、ラスティの体が跳ねた。久秀の顔が近付いてくる。顎を持ち上げられ、ふにっと柔らかいものが唇に押し当てられた。
