花鳥風月
- お-75 (小説|エンタメ・大衆小説)
- かちょうふうげつ
- ダクの文芸部
- 書籍|新書判
- 56ページ
- 500円
- 2023/9/10(日)発行
- 花、鳥、風、月から、四人の作家が各々一字をテーマとして書いた短編集。
「花は薄命、愛は永久」 外清内ダク
獣も踏み入らない森の奥に、たった一輪咲いていた花。それは人語を喋る魔法の花であった。
花は、今は亡き主に向けた愛の言葉をひたすら囁き続ける。なぜ、こんなところで? どうして、いつまでも? そこには哀しいすれちがいの物語があった。
「鸚鵡」 月見夕
轡をされた鸚鵡は美しい。
人を真似て喋ることに嫌悪をおぼえ、僕は鸚鵡の口を封じた。その世話をしているうちに、僕はK子を思いだす。小柄で見目麗しい、僕の彼女のことを。
「自由な風はしがらみの中」 風白狼
とある集落に旅人の4人が訪れる。そこでは人々が異常気象に悩まされていた。魔物が原因ではないかと推察した一行は、魔物退治に乗り出すが――?
これはマイペースな旅人の、ささいなこぼれ話。
「月をつくる」 myz
月が砕けてちょうど六十年目のその日、齢九十を数える老博士がある実験を行おうとしていた。失われた月を再び創り出そうというのである。
前代未聞の大実験、果たしてその結果やいかに?
