文豪の世界へ転移したのであるが小生は如何せん
- と-12 (小説|短編・掌編・ショートショート)
- ぶんごうのせかいへてんいしたのであるがしょうせいはいかがせん
- 茶林小一
- 書籍|A5
- 16ページ
- 1,000円
夢露須(めろす)は激怒した。「藤村の自殺芸は如何とも許し難し」と声高に叫び続けた結果、所属していた文芸サークルを叩き出されたからだ。
恥と繰り言の多い人生を送ってきた大学生の夢露須は、旧文化サークル棟を去り際に見知らぬ扉を発見し、異世界へと誘われる。
転移した先で夢露須が目にしたのは、何とも不可思議な「どこかで読んだことのある」光景だった……。
皆のすなる異世界転移といふものを、我もしてみむとてすなり。古典と最先端流行の融合を試みた、約一万字コメディ短編。
和紙を使ったお手製和綴じ本でお届けいたします。古典と! 最先端の! 融合!
Q:如何して斯様な文体で在らせられるのでありますか?
A:森見登美彦的なエッセンスを若干意識しております。また文体はそれそのものが思想を表現するものでもあり、斯様なる文体を選択したという時点で其処には作者なりの思索が込められているのであり、例えばハードボイルドなるものは文体のジャンルであると思われがちであるのですが実際にはあれは思想で在ってそれを内在しておらぬただ文体のみのハードボイルドというのは(以下略