自称読書家たちが加藤シゲアキを読まずに侮るのは罪悪である
- う-25〜26 (評論・研究|ジェンダー・LGBTQ)
- じしょうどくしょかたちがかとうしげあきをよまずにあなどるのはざいあくである
- 〈ますく堂なまけもの叢書〉編集部
- 書籍|A5
- 60ページ
- 700円
- 2018/11/25(日)発行
- ※下記は、初版刊行時の紹介文です。
今回、頒布するのは、現状での刊行作品すべての書評を増補した再版バージョンです。
この企画のきっかけは、加藤シゲアキ『チュベローズで待ってる』(扶桑社)が第8回ツイッター文学賞を受賞したことでした。
人気投票で決まる賞という特質もあり、物議を醸した受賞だったと個人的には思っていますが、なんか、「これはもっと誰かが騒ぐべきじゃないか」と感じたんですね。発行人はツイッター文学賞のファンなので、毎年受賞イベントに参加するのですが、その席では全体的にあたたかく、加藤さんの受賞を称えるという感じで良い雰囲気だったんですが……なんか、喜んでいいはずなのに、版元も遠慮してるような……受賞者サイドがちょっと後ろめたく思ってそうな感じがして、なんだかちょっと、もやもやしました。
その話を、古書ますく堂で常連さんたちとして、「じゃあ、受賞記念の読書会をやろう! なによりこのままじゃ私たちは加藤シゲアキを死ぬまで読まない!」と盛り上がり、その結果として出来上がったのがこの一冊です。
厳しい意見もありましたが、個人的には、ツイッター文学賞のおかげで加藤シゲアキ作品に出会えたことは、大きな収穫でした。
その思いを込めたのが、今回、冊子全体のタイトルにもさせていただいた加藤シゲアキ全作品ガイド「自称読書家たちが加藤シゲアキを読まずに侮るのは罪悪である」です。
少々挑発的な一冊になったかもしれませんが、文学フリマ来場者の皆様には最も刺さる一冊になるだろう、なって欲しいという一心でご用意いたしました。
誇り高き「自称読書家」の皆様に、どうかこの思いが届きますように。
