【声にならなかった思いを、いま、言葉にする】
このエッセイ集は、21年間流され続けた「私」という人間の漂流記です。
希望と絶望を行き来しながら「まだ諦めてやるもんか」と声にならない声を枯らしてきた日々。
この一冊には、そんな私の希望を、私の言葉に託して綴ったエッセイを詰めこみました。
noteで投稿したものを中心に、書き下ろし3本を加えた計14本を収録。noteに投稿したものも、一部改変しています。
誰かの役に立つような成功譚でもなければ、劇的な人生の記録でもありません。
ただ、行ったり来たりする感情をありのままに、同情でも励ましでもない「大丈夫だった」という事実だけを置きたくて。
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
この本は、私を知ってもらうために書いたはずでした。過去の私の「大丈夫」を掬いあげて、私の輪郭をなぞるものでした。
だから、誰かのためになるわけじゃないかもしれません。ただ、これだけは約束します。この一冊は、あなたを傷つけない。
説教も、励ましもせず、ただあたたかな手をかざすように、そこにある。
私はそういうものが書きたかったんです。そういうものが作りたくて、毎日文章を書いているんです。だから、できあがったものがこれで、本当によかった。
夜に目が冴えてしまったとき。SNSを閉じたあとにふと、胸がざわつくとき。がんばることも、がんばれないこともつらいとき。
自分にかざす手が少しでもあたたかくなるように、そっと、手帳にでも挟んでおいてもらえたらうれしいなと思います。