S県にある姫名湖の底に、人魚の集落があった。
集落の中心には大きな樹が生えていた。
樹は人魚たちに酸素をあたえ、人魚たちは樹を自分たちの神とした。
その樹が病におかされ、枯れかけている。
人魚たちは、地上の人間たちに、助けをもとめることにした……
SFか、百合か、はては異類婚姻譚?
樹病、菌、キクイムシからヘッケルの反復説まで。
人魚と人間たちのいびつな愛情が、小説のかたちとなってあらわれる。
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