【今号の特集】
今回の特集は
「Workを捉えなおす」です。
日本語では「労働」や「仕事」と捉えられがちな「Work」ですが、本来は「作業」・「研究」・「行動」など、様々な意味を持つ言葉です。
そこで、今号ではそんな「Work」の捉えなおしをテーマに、「Work」の多様性、ひいては私たちの生き方について考えていきます。
浮雲宇一さん描き下ろしの表紙が目印です!
【目玉記事】
①【インタビュー】井上明人:「ゲーム時代」の攻略法『ゲーミフィケーション』(2012,NHK出版)の著者であり、『ゲンロン』や『PLANETS』といった批評誌にも寄稿しておられる立命館大学ゲーム研究センター客員研究員の井上明人先生のインタビュー記事です。
今回は「ゲーム(の研究)」を仕事にすることを中心に、様々な場面で「ゲーム」が用いられている現状や、そうした社会で私たちが生きる上での攻略法についてお話を伺いました。
②【インタビュー】山田拓司:微生物研究の最前線から考える「自己」の境界東京工業大学生命理工学院准教授で(株)メタジェンの副社長CTOでもある山田拓司先生のインタビュー記事です。
今回は東工大発のベンチャー企業であるメタジェンのお話を中心に、微生物の研究・利用を通じた社会との関わり方についてお話を伺いました。
③【特別寄稿】アラン・バディウ:新石器時代、資本主義、共産主義前号『アレ』Vol.4に特集巻頭言をご寄稿いただいた哲学者のアラン・バディウ先生による特別寄稿です。
思弁的実在論やSFでしばしば扱われる「ポスト・ヒューマン」などの概念について、「熱い」批判が繰り広げられています。
④【特別寄稿】小泉義之:最後のダーク・ツーリズム前号『アレ』Vol.4でインタビューにご協力いただいた『生殖の哲学』(2003,河出書房新社)の著者である小泉義之先生による特別寄稿です。
今年完結した『少女終末旅行』を題材に、精神分析的読解や生殖未来主義への批判を通し、真の「ポスト・アポカリプス」的作品とは何かを問い直したものとなっています。