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翻訳文学紀行3

  • G-21 (小説|海外文学・翻訳)
  • ほんやくぶんがくきこう3
  • ことばのたび社
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 208ページ
  • 900円
  • https://twitter.com/translave…
  • 2021/9/26(日)発行
  • 異郷の物語との出会いはいつも新鮮で、そして懐かしい。
    運命の出会いを果たした翻訳者は旅に出る。物語をトランクにつめて。これは危険な旅になりそうだ。密林で遭難するかもしれないし、ロープ一本で深い谷を渡らなければならないかもしれないし、途中で帰ってこられなくなるかもしれない。目の前に伸びる果てしない道のりを思うと眩暈がしそうだ。それでも翻訳者は、旅の第一歩を踏み出す。目の前に立ちはだかる困難よりも、この物語を誰かに届けたいという気持ちのほうが勝るのだ。

    第三号となる今回は、以下のとおり、メキシコ、ドイツ、イタリア、スウェーデン、中国の物語を収録。


    1. 冒険が呼んでいる――ドイツ語文学(メキシコ)
     『メキシコ発見』[全二十八編より二編]
      エゴン・エルヴィン・キッシュ 著
      ことたび 訳

    2. 異郷を生きぬく――トルコ語文学(ドイツ)
     『トルコ人、ドイツにて ドイツで経験した四年間の物語』[第二章 抄訳]
     べキル・ユルドゥズ 著
     黒澤 怜史 訳

    3. 無為なふたり――イタリア語文学(イタリア)
     『紙とヘビ』
     トンマーゾ・ピンチョ 著
     二宮 大輔 訳

     4. つかまえられない彼女――スウェーデン語文学(スウェーデン)
     『それでけっこう』[第一章・第二章]
     カール・ヨーナス・ローヴェ・アルムクヴィスト 著
     大鋸 瑞穂 訳

    5. 空想は甘くて苦い――中国語文学(中国)
     『茉莉香片(ジャスミン茶)』
     張 愛玲 著
     小川 主税 訳

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