会場型即売会にて初頒布 ! 試し読みあります!
――私たちの世界と選択肢はあの日に奪われた
故郷を喪った双子、リーゼルとクァナは〈蒸気都市〉帝都へ落ち延びる。
身寄りのない二人を預かることとなったのは初老の「なんでも屋」三堂鐡志だった。
しかし姉のリーゼルは人間と蒸気機関に大きな不信をいだいており、保護者となった三堂に怒りと不安をぶつけることしかできず不和を生みだしてしまう。
そんなリーゼルの言動に三堂は理解を示し……。
そのころ工作員シヴァ・エンドラも帝都へ降り立っていた。
彼の目的は帝都へ逃げ込んだ〈来たるべき種族〉である双子の確保であった。
さっそく行動を開始したシヴァは瞬く間に三堂の存在をつかみ魔手を伸ばす。
双子の行く末をめぐり三堂とシヴァが衝突する。
リーゼルとクァナの叫びがこだまし、蒼の閃光が帝都を貫く。
鐵と金剛
その光は、帝都に射す希望の曙光となる。 「人間は嫌いだが、テツシのことは嫌いではないぞ」
◇作品概要スチームパンク“風”を旗印に活動しております蒸奇都市倶楽部のシリーズ、
「〈蒸気都市〉帝都 ~幻影の双貌篇~」の第四弾です。
なんでも屋の三堂鐡志は知り合いの依頼で帝都に逃げ込んだ双子を預かる。
三堂は双子に帝都での生き方を教えようとするが反発され上手くいかない。
そして双子を狙っていた工作員が三堂たちの前に現れ……。
本文は18行×40文字、12級。
過去作同様に本作も自信をもってお送りします!
表紙・挿絵・カバーデザイン:へっぽこタルト
◆試し読み
本編『第一幕』の9割が読めます Googleドライブ設置のPDF(直リンク)か
BOOTH(pixivアカウントが必要)での0円頒布でのダウンロードとなります。
◆注意 本作は当倶楽部発行『蒸奇都市倶楽部報 第一号「幻影機関」』(2013年発行・在庫なし)掲載の『鐵と金剛 前編』ならび 『蒸奇都市倶楽部報 第二号「鐡と金剛」』(2013年発行・在庫なし)掲載の『鐵と金剛 後編』を合本のうえ大幅に加筆修正を加え文庫化したものとなります。