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どこかの汽水域

  • A-11 (小説|純文学)→配置図(eventmesh)
  • どこかのきすいいき
  • 小萩海
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 126ページ
  • 500円
  • 2021/01/17(日)発行
  •  喪失、接点、波間、混じりあわずに交じりあう――
     誰かと誰かの境、此岸と彼岸、滲む境界に立って、きみはなにを思う?

     大接近する金星を待ち侘びる少女、真夏の川辺でだけ会える博識の少年。
     耳の裏にエラを隠す青年、耳の裏を隠してるみたいにしてる青年。
     津波でどこかに消えた人、大切な人を追いかける人、大切な人を追いかける人を見守る人。

     どこかで誰かはいきていて、どこかで誰かはいなくなった。
     境は滲む。
     きみはなにに触れ、なにを思う。

     遠いようで近い、近いようで遠い。どこにもないようでどこにもある。
     ここはどこかの汽水域。

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