『アイネ・クライネ・ナハトムジーク the fourth person』
『欠如のこと about my sixth hole』
『海に流す goodbye from seaside』
『落ちてくるくじら the fallen whale』
『秋雨秋子』
『ナナンタさんの鈴の音』
『春眠』
『翳り』
嘘を吐いて生きてきた、大人になっていった、
嘘を吐くこの罪に回る罰の恐怖に耐えられない、
嘘を吐く自分でしかいられない、生きていけない、
やっぱりまた嘘を吐いて、頽れそうで、
それでも、
「あなたがおおきくなったことが嬉しい」と、云ってくれたひとがいた。
狂う春、翳る夏、嘘が舞う。
14歳だった1999年から、2007年までのあいだに書いたものです。
冨田風子のカラー口絵、挿画付き。
試し読み 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054885651725