19世紀パリ、ラテン区。画家と詩人が同居する古いアパルトマンに、ひとりの少女がやってくる。ただグリゼット(お針子)とだけ名乗る彼女は、詩人がかつて作った物語のヒロインのようでもあり、画家が愛していた猫のようでもあり……。そんな彼らの前に、永遠の孤独と引き替えに芸術家の魂の充足を約束しようという謎の紳士が現れる。
『ご注意』
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『バイロン本社からのここがお勧め!』
パリ、ラテン区、画家と詩人の卵、猫、美しい家出娘、マギステルと綽名される老爺。
あるいはグリゼット、シヒスムンダ、ブランシュフルール……ファム・ファタールとメフィストフェレス。
不意に触れる隣人の、友人の心の機微。
不意に訪れる栄光の、不滅の霊感と……孤独。
この本のページを開き、物語の随所に隠された、あるいは示された象徴を追い、幻燈の青い光に切り抜かれた影を追って読者がたどり着くのは、ただひたぶるになにかを追い求めながらも迷う青春という名の『未完の物語』を、彼らが(そして我らも)綴り続けているということ。
まだ見ぬ永遠の真理を求めて?
いまこの手にあるささやかな幸福を抱いて?
……いずれにせよ、その命の炎が消えるまで。
19世紀パリを舞台にした、芸術……創作を志す者たちの物語です。
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