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雨の降る日を知っている(マハーバーラタ同人)

  • イ-15 (小説|純文学)
  • あめのふるひをしっている
  • 沙世子
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 264ページ
  • 1,000円
  • https://www.pixiv.net/novel/s…
  • 2018/11/19(月)発行
  • 一章 雨の降る日を知っている

    古代の王国に神の息子として生まれた兄弟がいた。長男は未来の結末を見通す力を持ち、彼の愛する少年の弟は純真な心と英雄に相応しい武芸の力を持っていた。家族や兄弟の死、自分たちの巻き込まれる悲劇の運命を見通す兄だったが、唯一の希望は「自分は弟の死を見ることはない」という確信だった。見通した通りの破滅や戦乱の訪れに向き合う兄だったが、「兄の心が分からない」と弟は徐々に憂いに取り込まれていく。インド叙事詩のマハーバーラタに登場する長男ユディシュティラと三男アルジュナが主人公。

    二章 笑う落陽

    マハーバーラタに登場する敵方の英雄カルナが主人公。貧しい御者の子として育った彼は平等に注ぐ太陽の光と人の心にさす光に敬意を払って生きてきたが、ある日、母を求め世を恨むもう一人の自分がいることに気づく。五兄弟の三男に出会ったとき、不思議な感慨と闘争心を感じ、彼を追うようにして争いに身を投じていくが、敵陣営のクリシュナはその感情すらも運命に仕組まれたものだと説く。

    三章 魚の見る夢

    マハーバーラタの主役の一人である三男アルジュナから見た物語。領土を守り、人々を守る王族としての責務を自覚しながら、血にまみれた争いと死の光景に疑念を抱き始めていた。未来を見る兄と、現在の苦悩を共有できないことに苦しむ彼が、最高神の化身と出会ったとき、彼は自分がなすべき本当の使命を自覚する

    エピローグ 神の詩

    ニューデリーから140キロ、バスに乗ってとある史跡の街を訪れた青年は気さくな調子の不思議な男と出会う。彼の語る数奇な物語に興味を持ち耳を傾けるのだが……
    最高神の化身が語る人の心の不思議。「神は結局、人の心を理解できたのか?」

    試し読み https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10330095



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