こちらのアイテムは2026/1/18(日)開催・文学フリマ京都10にて入手できます。
くわしくは文学フリマ京都10公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

戦争と号外(1)

  • 1F 第二展示場 | F-70 (評論・研究|メディア)
  • せんそうとごうがい1
  • 小林 宗之
  • 書籍|B5
  • 300円
  • 江戸時代末期、日本に定期性を持った新聞が誕生して以降、何か大きなニュースや事件が起った際に、それをいち早く報道するための手段として、その定期発行の枠を外して臨時に発行される「号外」というものが誕生した。号外は朝刊や夕刊発行までの時間差を埋めるための速報媒体として、また新たな読者を獲得するための手段として、様々な変化を遂げつつ発展してきた。日本の新聞史の中で、新聞が商業的に成功するために号外は必要不可欠な存在であったといっても過言ではない。日本の新聞史上、最も号外で報じられたニュースは「戦争」であった。特にラジオが登場する以前は、遠く離れた戦場の様子を知ることができるのは新聞だけであり、とりわけその中でも号外は、刻一刻と変わる戦地の状況をいち早く知ることができることで人々に歓迎された。近代日本が直接または間接的に経験した戦争とそれをめぐる報道の中で、号外がどのように発展してきたのかを探るのが本論文の目的である。本稿では、その1回目として、まず号外の誕生した戊辰戦争から日露戦争までを取り上げる。

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