気づいたらオートパイロットな完全自動運転の車に乗って、車窓から世界を眺めていた。この車道がどこから始まって、どこへ続くのか、そんなことを気にもとめず、ぼくの人生はスタートしていた。
母の乳を吸い尽くして、エンドカンナビノイドでキマったぼくはハイになって、ハイハイして、自己の気配を感じて、ぼくになった。だけど、ぼくは「ぼく」という意識のハンドルを握って、操縦できているんだろうか。
そんなぼくは最近、半分は自由意志で、もう半分はインド通なサイコノートフレンドと宇宙意識に導かれて、インドへ旅に出た。
ヒンドゥー教徒ではないけれど、マハクンブメーラ(Maha Kumbh Mela)という144年に一度の世界最大の宗教儀式に参加したいという衝動を抑えきれず、インドへ向かった。
クンブメーラでは、神々が不死の霊薬アムリタを手に入れようと乳の海を撹拌する宇宙的なプロセスの中で、クンブ(壺)から霊薬が滴り落ちたといわれるガンジス川ののスポットの一つ、プラヤグラージで沐浴した。世界から4億人もの人が、魂の浄化を求め、集まったと言われている。
クンブメーラとは別のシヴァラトゥーリ(Shivaratri)というシヴァ神を讃える祭りでは、政府公認のラッシー屋さんで無料配布されたホーリーなドリンク、大麻入りのバングーラッシーを飲み干した。ラッシーに含まれるフィトカンナビノイドはインドという異世界なセッティングもあいまって、静かに、そして確かにぼくの変性意識のスイッチを押した。
ようやくこれまでの意識に関する探究を整理し、発信する時が来たのだと悟った。
このZINE『宇宙意識変性録』では、自動操縦モードの人生を抜け出して、意識の深遠な謎を紐解き、意識を自由自在にデザインするための様々な視点や経験、そして場を提供していく。さて、このZINEと一緒に、人類未踏の意識の地平へと旅立とう。