いい風景
- 3F 第三展示場 | か-56 (小説|短編・掌編・ショートショート)
- いいふうけい
- ごはんとアパート
- 書籍|文庫判(A6)
- 150ページ
- 1,300円
- 2026/1/6(火)発行
- 本書導入部より
—小説というより、エッセイというより、そこに暮らしている人たちが見る「いい風景」を、ただ書きたいと思いました。本書はそのほとんどがフィクションですが、作中の「いい風景」が存在するのは、この現実です。わたしが書いたものは、ただの言葉であり、文であり、風景です。本書は、想像と現実のあわいを書き写す、試みのひとつです。
50の「いい風景」を書き連ねた本です。かねてから、小説なのかエッセイなのか、どっちつかずの本を作りたいと思っていました。「いい風景」とは、きれいなものばかりを意味するものではありません。想像と現実のあわい。感情と感情のあわい。よく分からない本を作りたいと思っていましたし、そんな本になったと思います。人生は、いい風景を見るために、あるのではないでしょうか。
目次
朝がゆ
鍋の日
雪の森
湯気
年末
たき火
石
星々
夜の車窓
毛布
かもめ
校庭
ふくらむコロッケ
たろうちゃん
朝食ふうの夕食
パタゴニアの雲
寺の広間
缶詰売り場
レモンの谷
波
まとまりのないもの
みどりの家
ドイツパン
太陽の塔
花壇
避雷針
もういなくなった人の
砂漠
きれいなおしんこ
深夜のラタトゥイユ
盆踊り
教室
ヤクルト
植物屋
すてきな読書灯
キャンプ
マルセイバターサンド
フェリー乗り場の朝焼け
朝市
小さな窪み
モロッコの夕べ
惑星
韓国映画のあと
白と黒
片隅の椅子
エッセイスト
ヒュッゲ
明日葉の水餃子
書庫
山なみ
