富士藍事始/北斎幽女
- 1F 第二展示場 | E-09〜10 (小説|エンタメ・大衆小説)
- ふじあいことはじめ ほくさいゆうじょ
- 筒井透子
- 書籍|文庫判(A6)
- 248ページ
- 700円
- オール讀物新人賞最終候補に残った「北斎幽女」ほか、北斎をテーマにした時代小説集。北斎3部作です。
(昨年発売した「北斎幽女」から収録作品を一部変更しています)
収録作品
「北斎幽女」
御維新のあと、没落した武家の娘のお桐は、大阪の商家に嫁ぐが、籠の鳥の生活を強いられていた。
退屈だからはじめた絵の手習で、北斎の作品と酷似した絵を描く元武家の青年に出会う。
お桐の小さな企みとその行方は。
「幽暗格子」
北斎の娘、お栄は、北斎の死後、弟の家でお荷物扱いされていた。
絵への執着を捨てられず一人であがくお栄が、一人の元花魁と出会い、
似顔絵稼業をはじめる。お栄が最後に気付いたものとは。
「富士藍事始」(初収録)
孤独な彫師の峯吉のもとに、北斎が書いたという富士山の絵の彫りの依頼が届き始めた。
峯吉と因縁のある摺師の伝助のところにも、富士山の絵が。
因縁を抱きながらもその恐ろしいほどの北斎の絵やベロ藍の色と戦う二人の男のもとに、
とうとう、あの波の絵がやってくる・・・。
北斎の富嶽三十六景を彫った彫師、摺った摺師はどちらも驚いたんじゃないかな、と、
思いを馳せてみました。お江戸お仕事小説です。
