こちらのアイテムは2026/1/18(日)開催・文学フリマ京都10にて入手できます。
くわしくは文学フリマ京都10公式Webサイトをご覧ください。(入場無料!)

産まれたての日々 家族の自死から10年、私が文章を書くようになるまでの日記

  • 3F 第三展示場 | あ-66 (ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記)
  • うまれたてのひび かぞくのじしからじゅうねん、わたしがぶんしょうをかくようになるまでのにっき
  • 壁 園佳
  • 書籍|文庫判(A6)
  • 298ページ
  • 1,500円
  • https://note.com/kabe_059274/…
  • 2025/11/23(日)発行
  • 『随風04』寄稿のきっかけになった日記エッセイ

    在庫のこりわずかです!


    10年前、父の彼女が死んだ。

    その5年後、父はうつ病を発症、入院した。

    介護に奔走しながら「自分とは何か」「生きたいとおもいながら生きるには」を考え続けた日記エッセイ。

    文芸評論家・宮崎智之さま
    「重厚で読みやすく、名文が数え切れないほど多い」
    BREWBOOKS・尾崎さま
    「2025年、最も良かったことのひとつは、壁さんが文章を書いて本にしてくれたことです」
    機械書房・岸波さま
    「かなり衝撃の一冊。読み始めると引きずり込まれるキレのある文章」
    読者さま
    「命と向き合った話、生きるために書かれた本。もしも同じ体験をしたとしても、この文章は絶対に書けない」



    日記エッセイだけではなく、ルポ・ノンフィクション、長編小説、精神・心理学、親子、ケア等に興味のある方にもぜひよんでもらいたいです。

    〈こんな作品が好きな方におすすめです〉

    臨床心理士・東畑開人、精神科医・高橋和巳、西村佳哲、町田康、植村一子、土門蘭、小指、『母という呪縛、娘という牢獄』など。(敬称略)

    〈試し読み〉

     いつの間にか私は彼を理解した気になっていた。父は私だ、同じ孤独を抱えている。しかしそれでも、親子なのだから彼は私を愛しているはずだ。私が必要だ。伝えるのが苦手なだけだ。愛に執着しているのだ。
     これらは、私が見ていた夢だったのだ。必要として、愛して、諦められなかったのは私だけだ。父がどう思っているかは分かりようがない。もう一生、父に抱きしめられることも「愛している」と言われることもないだろう。それを要求してはいけない。愛するも愛さないも父の自由なのだから。産まれてみなければ、愛せるかどうかなんて分からない。子を愛せなくとも仕方がない。こんな結果になってしまったことは、もうどうにもならないのだ。

    〈目次〉

    1. 始まりの自殺、隣の暴力
    2. まるで父を煮詰めたような
    3. 自殺してほしくない
    4. 私は傷ついてもいい
    5. 価値のない人間
    6. 異臭がする部屋
    7. 世界から平穏に取り込まれる
    8. 自分の気持ちが分からない
    9. ゲームの中にいるような
    10. 呪いの家
    11. 消えるべきだ
    12. 「生きたい」とは何か
    13. 想像上の完璧な親
    14. 「自分」を生きている感覚
    15. 誰からも見られない場所
    16. 寄り添いの搾取
    17. 宝物は?
    18. 矛盾する愛
    19. 統計
    20. 変わるのも選ぶのも怖い
    21. 憎んでもいい
    22. 性への嫌悪感
    23. 他者を指標にすること
    24. 日記祭へ行く
    25. 心が通じない関わり
    26. 四年ぶりの会話
    27. 自死遺族
    28. 健やかに願う
    29. 破壊
    30. 被害者であり、加害者
    31. 「生きたい」と思いながら、生きてみたい
    32. 創作は対話
    33. 想像もしていなかった日々
    34. 違う世界線の自分
    35. 産まれたての日々

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