文学フリマ大阪13新刊!
ダークメルヘン×サイコホラー×メタフィクション
「ようこそ、人生劇場へ」
メインテーマは、善意と悪意、忘却と記憶。
どこかで生きている(生きていた)誰かの人生の物語を観ることにより、
その人物の行いが「正しかったか」「悪かったか」を考える話となっています。
是非、考察してください。
【あらすじ】
あなたが雨宿りに訪れたのは、既に廃業して数年が経った映画館。
導かれるように中へ入ると、そこは時間が止まったかのように美しいままだった。
劇場内にいた男は言う。
「ここでは、役者と観客、舞台と客席、この境界は限りなく曖昧」
「あなたも物語の主役として舞台にあがることができる」
亡くなった者の記憶を再上映するのは、救いか?
忘れられた者を想起することは、助けか?
それは、残酷な死を繰り返すことにならないか?
さあ、正しい悪意と誤った善意の拡散を始めよう――。
【裏表紙文】
闇の天蓋を貫き、零れ落ちるは光か、血か。
映写機の代わりに脈打つ鼓動、フィルムの代わりに滴る罪過。
誰にも知られぬ「誰か」の終幕と、密やかに芽吹く開幕が、
ゆるやかに、静かに、銀幕へ沈みゆく。
役を与えられた者は、自らが演者であることを知らない。
罪を纏った者は、自らが贖いを必要とすることさえ気づかない。
――いつまで他人事だと思える?
俺は観測を続けるだけ。 記憶の再生には、
「時間」だけを頂く。
だが、「役」を演じたなれの果ての時間は、
もはや誰の耳にも、その「真実の声」を届けることはできない。
忘却の海の中、揺蕩うだけ。
真実は捻じ曲がる。けれど、すべてが虚構とは限らない。
語られるものが真であるとは限らず
騙られたものが嘘であるとも言い切れない。
さあ、観客でいるつもりなら、
その席からまばたき一つせず見届けよ。
舞台へ上がりたいなら、遠慮なく。
開演のベルは――もう鳴り終えている。
▼セットリスト▼
第一曲【親友窃盗の悲愴曲】
親友なら、背中を押してあげるもの。
第二曲【円環虚偽罪の即興曲】
嘘は穴を開ける。穴は世界を呑み込む。
苛烈キネマ【発条少女へ捧げる円舞曲】
発条の鼓動、きらめく鈴、すべて望まれて動く。心が芽生えたら欠陥品
第三曲【終末告解の幻想曲】
世界は終わらない。だから人間は狂う。
再演・苛烈キネマ【おえらいさんへ捧げる鎮魂曲】
「おめでとう」 ――その祝福は、弾丸よりも冷たい。
至楽キネマ【忘却の雨より捧げる無伴奏曲】
真実は、いつだって忘れられる。 そこに誰がいたかは、もう思い出せない。
第四曲【無垢捕食の譚詩曲】
深紅の果汁が教えてくれた。 誰かって美味しい。
装丁:空鳥 ひよの 様(X:@Hiyono_Soradori)
サンプル(エブリスタ)
https://estar.jp/novels/26460713 ※BOOTHにて実際の組版をご確認いただけます。https://yuyakenosato.booth.pm/items/7256951 前奏曲のPVはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=z5VcTQkU3nU&t=7s 本編のPVはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=2BEMnKKIB2Q&t=1s